無料サービスを利用する上での注意点

近年はネットショップを作れるサービスの低価格化もどんどん進み、ついには無料のものまで出てきました。

有名なところでは「Stores.jp」と「BASE」があります。両者ともに店舗の作成・運営が初期費用・月額ともに無料で利用できます(クレジットカード決済を使う場合のみ、カード決済手数料が数%発生します)

なお前者のStores.jpでは上位プランが有料で提供されていますが、後者のBASEは完全に無料プランのみでの提供となっています。

こうなってくると、無料サービスがあるのならあえて有料のサービス(カラーミーショップやMakeShopなど)を選択する必要ないのでは、と思う方もいるかもしれません。
しかしながら、無料サービス利用には幾つかの注意点も存在します。

サービスの継続性について

第一に考えなければならないのが、「そのサービスが数年後にもきちんと存在しているか」という継続性についてです。

もちろんどんなサービスでも100%継続するという保証はありませんが、少なくとも当サイトでおすすめしているもの(総合ランキング上位のサービス)は、運営母体となる企業は10年以上の実績があるところばかりです。その意味では、継続性については一定の信頼があるといえます。

一方で無料サービスは、ここ一、二年で台頭してきたものがほとんどです。無論、ユーザーとなんらかの契約を結んでいる以上、いつでも自由にサービスを廃止していいわけではありません。しかし、資金繰りの問題や突然のトラブルなどでサービスがなくなる可能性は常にある程度考慮しておく必要があります。

機能面について

第二にショップの機能やスペックについてです。少なくとも現在のところ、無料サービスはシンプルイズベストな店舗作成を想定しています。

そのため本格的なショップ運営に必要な機能の多くは実装されていません。たとえば会員管理、ポイント発行、メールマガジン発行、思い通りのデザイン変更…などの機能は、一部あるいはほとんどが未実装です。

今後、時代の流れとともに機能が増えることはあると思いますが、それは有料サービスでも同じことが言えます。

ネットショップよりも10年近く歴史の古いレンタルサーバーにおいても、無料サーバーと有料サーバーがずっと共存していますが、やはり機能やスペックの面で常に大きく水が開いたままとなっており、こうした無料と有料の差はネットショップにおいてもやはり存在しつづけると思われます。

有料化の問題について

最後に、有料化についてです。これは第一項目にあげた継続性の問題とも関わってきますが、そのサービスが将来的にもずっと無料であるという保証はありません。

サービス継続のためにどこかの時点で無料プランを廃止し、有料プランのみの提供になるといったことも考えられます。その際には料金を支払うか、他社に乗り換えるか、あるいはショップを閉店するかといった選択肢を迫られることになります。

注意点のまとめ

無料サービスを使う上では、上記のように「いつなくなっても」「有料になっても」かまわないという態度を忘れないことが大切です。また「機能が少なくても」かまわないという面も必要です。

ただ、本格的にビジネスとしてショップ運営を考える際に、上記のような態度で臨むわけにはいきません。そのことを踏まえると、現状の無料サービスは「ネットショップを体験してみたい」「家にある小物を売ってみたい」「なんらかの作品を急遽販売したい」といった、お試しor一時利用としての活用がおすすめです。