ショップ運営サービスのSSLサーバ証明書について

商品を買い物かごに入れた後や、あるいは問合せフォームの入力画面では、URLが「http~」から「https~」に変わるのが一般的です。
これは「https~」のページでは「SSL」という仕組みが使われており、そこで入力される個人情報は暗号化され、誰かにデータを盗まれるのを防止しているためです。

この仕組みを導入するためには、通常のレンタルサーバーであればSSLサーバ証明書と呼ばれるものをお金を払って取得する必要があります。
そのためショップ運営サービスを利用する際にも、初期費用や月額とはべつにSSLの取得料金が必要になるのではないかと不安になる方もいるかもしれません。

しかし結論から言えば、SSLの利用料金を心配する必要はまずありません。つまり無料で利用できます。

共用SSLの利用が一般的

では、なぜ無料で利用できるかですが、これはレンタルサーバーでいうところの「共用SSL」という仕組みを使っているためです。

本来はサーバ証明書というのは、自分のドメインと同じものをお金をかけて取得するものです。そうすれば「http://example.com」というショップで商品を買い物かごに入れると、「https://example.com」という同じドメインのページに移動します。

これに対して共用SSLというのは、各ショップが自分のドメインの証明書を取得するのではなく、みんなで同じ一つの証明書を共用するものです。
具体例を挙げると、カラーミーショップであれば「https://secure.shop-pro.jp/~」というのが、どのお店でも共通で使われるURLになります。

SSLの見本
※アドレスバーの鍵マークをクリックすることで(firefoxの場合)、shop-pro.jpというドメインの証明書であることが確認できます。またVeriSign(ベリサイン)という認証局の証明書を使っていることも確認できます。

共用SSLでは、サーバ証明書は運営サービス側が取得・管理するもののため、各ユーザー(ショップ経営者)には一切の利用料はかかりません。

独自SSL利用について

ただ共用SSLでは、前述のとおり、カゴやフォームにページ移動した際に、URLのドメイン部分がショップ自体とは違うものになってしまいます。これはお客さんからすると「なぜURLが変わったのか」と不安になる恐れもゼロではありません。

そこで独自ドメインのサーバ証明書を利用したいと考える方もいるかもしれません。しかし現状では、独自SSL利用に対応したサービスはほとんどありません。

数少ないところでは、MakeShopで「カスタムMakeShop」と呼ばれるサービスを使うと利用できるようにはなります。ただ、これは本格的に自分のショップをカスタマイズするためのもので、初期費用10万円、月額5万円~という高額なもので、独自SSLのためだけに導入するものではないと思います。

今後は独自SSL利用といったオプションが出現する可能性もありますが、現状では提供されている共用SSLをそのまま利用するのが現実的だと思います。